2009年11月アーカイブ

#417

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家の前に放置されていた自転車のサドル部から、ブロッコリーが生えていた。ちょっとした奇蹟。


#416

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あまりにも概念的なふりかけ。「旅行の友」(添付画像 左端)。

彼 以外はその性格もハッキリしているし、期待をどの程度もてばよいかも解りやすい。パッケージの絵も、まぁ一部 水上輸送機関が前面に押し出ているものもあるが、イメージしやすくなっている。

だが、この「旅行の友」は概念的な名称の上、パッケージの絵も意味不明である。
「旅行の友」を食べる側としては このような表情になるかも解らないが、この絵では 手段と目的が入れ替わってしまっているではないか。なんだ、事業仕分けか。

裏面の原材料名を見ても、まったく何味だか解らない「旅行の友」。
ひとまず食べてみて、パッケージの絵のような表情になってみたいと思う。


香水の件(参考: #410)もあり、あらためて『MMR』を読んでいた。
その中で、特筆すべき事項が確認されたので、ここで言及したい。

MMR の一行は、取材のために一路ハワイへと向かった。
青い空と海、白い雲と砂浜。ナワヤ(「ナワヤ」て)もテンションが上がり、水着の女性に手を振ったりしていた。

だが、彼らはなぜか半ズボンに 革靴(ローファーっぽい)といういでたち。

20世紀の終わり、終末思想がはびこり 時代は混沌としていた。宗教団体による無差別テロ。少年による比類なき事件。極端な冷夏と猛暑。相次ぐ大地震。崩壊する安全神話――。
何が揺るがないのか、どこに精神の安定を求めればいいのか。誰もが不安な時代であった。

だからといって、半ズボンに 革靴。
しかも よくよく見ると、くつ下もはいてない。いわゆる J.ISHIDA スタイル。

20世紀の終わりに何が起き、日本や地球、人類はどうなってしまうのか、MMR のメンバーは、それを解き明かすために東奔西走していた。
時には こじつけみたいな論理を展開していた。時には いたずらに不安をあおっていた。

だが そのファッションのほうこそ、どうなってしまったのか、という風情である。
いたずらに不安を あおりすぎだ。ジャーナリズムの カケラもない。

さらにいってしまえば、『MMR』が ナチュラルに家の本棚に入っている、僕の家。話は そこに尽きるだろう。

#414

寒い夜、温かい缶コーヒーを自動販売機で買う。

いま季節は秋から冬へと流れているが、僕が寒い時季を好むのは、まさにこの瞬間である。温かいものに触れるとき、寒い時季を最高に楽しめる。
だから僕は、寒い夜、温かい缶コーヒーを自動販売機で買う。

あれ、常温…

温かい缶コーヒーが出てくれば何の迷いもない。冷たい缶コーヒーが出てくれば「おいおいカウボーイ、冷たいのはワイフのハートだけにしてくれヨ」なんてアメリカンジョークも飛び出す。

でも、常温…

寒い夜、なぜか僕は急ぎ、それを飲み干した。
なんかもう、どうしたらいいか解らなくなったからだ(この文章のオチ的にも)。


母親と待ち合わせをしていたときのこと。

その日は実家の前に 2時15分に集合、という段取りであった。
僕は 1時過ぎくらいからシャワーを浴びたり食事を摂ったりして、1時間をゆったりとした準備に充てていた(実家までは 徒歩 2分くらい)。
再度母からのメールを確認。うむ、実家の前に 2時15分。

すると 母親からデンワ。
「もしもし、起きてる? 1時45分にウチの前だからね」

はて。

僕「あれ、2時15分じゃなかった?」
母「 1時45分ってメールしたじゃん」
僕「えええ、30分早まったの?」
母「早まってないよ。1時45分だよ。じゃ」(ガチャ)

えー、なんなの。絶対 2時15分だったよ。
ひとまず 急いで残りの準備をして、実家へ向かった。

実家への道程、僕は ぷりぷりしながら先ほど確認したメールを再度見直す。
「家の前に2時15分に来てください」。

「家の前」の"前"と「15分前」の"前"が重複していて、見逃していた。確かに 1時45分だ。でも その時刻表現 解りづらいだろ。そもそも 24時間表記にして欲しい。関係ないところにも 苦言を呈す。
完全に僕が正しいと思い込んでいただけに、ものすごく悔しい。

というか、なんでドイツ式の時刻表現を採用したのか。鹿児島出身なのに。

ただ、母親は「『皮膚が白人に近い』って皮膚科医に言われた(?)」「アイヌ人みたいな少数民族特有のシワがウデに出ている(?)」などと僕に伝えてきたことが過去にあったので、不可思議な文章の構築方法について(参考: #314)も含め、あるいは、日本人ではないのかも解らない。

#412

「オトナになってヨカッタなぁ」と思うときは、どんなときだろうか。

僕はもっぱら、unko がしたくなり 悠々とトイレットに向かうときである。
仕事中でも 会議中でも、グラウンド・ゼロ(*1) に ほとばしりを感じればトイレットに向かい、自分の時間を楽しむ。しかも、他人の目も気にしないでよい。

これが小学校の授業中であれば、大変である。
グラウンド・ゼロ(*1) にほとばしりを感じても、ひたすらガマンしなければならない。しかも、休み時間になっても他人の目を気にし、トイレット(個人ブース)には駆け込めない。

ガマンしきれず「ブー」なんて笛(*2) を吹いてしまっては、大騒ぎである。
まして、ガマンしきれず やっちまった場合は…!

オトナになったいま、仕事の息抜きに 悠々とトイレットの個人ブースへ。腰をおろし、最上級の笛(*2) を吹く。グラウンド・ゼロ(*1) の直下では、波紋が広がる。
オトナの歓びを、僕は ただただ噛みしめる。

しかしながら、未だに他人の笛(*2) に対して 普通に笑ってしまう僕は、少年の瞳をもっている。

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(*1) グラウンド・ゼロ…包み隠さず言えば、the anus のこと。
(*2) 笛…屁のこと。


#411

コンビニのビニール袋の貧乏くささは、その確実性からいっても不可思議である。

例えば、なにか高級なブランドのバッグを持っている第三者を見かけたとする。
その人間の経済的地位を推し測るには、高級なブランドのバッグだけでは情報として不足しているだろう。むしろ、その身なりから推し測るのが的確といえる。
つまり、ムリして高級なブランドのバッグを手にしているか、そのバッグを空気のようにまとっているか。

かたや、コンビニのビニール袋だ。

あまりに誰もがフラットになりすぎて コンビニのビニール袋を持っていることで その人間の本当の経済的地位を推し測るのは難しいが、貧乏くささは相当なもの。誰もがフラットに底辺となる。
荘厳かつ華麗な いでたち自体が、コンビニのビニール袋によって フェイクとなる。ビニール袋は しわしわであるほうがよい。

そう、コンビニのビニール袋とは、リアル「いてつくはどう」だったのだ。

あのとき 大魔王ゾーマは、ものすごい音とともに 勇者たちにコンビニのビニール袋を持たせたのだ。
いきなり しわしわのビニール袋を持たされても 勇敢に戦った彼ら。勇者ロトの称号に恥じない戦いぶりだった。


#410

香水には、unko のニオイが含まれているそうだ。

なんかで聞いた話であるうえ まったく検証してないので真偽のほどは不明だが、香水の芳香を引き立たせるため 隠し味的に微量の unko 臭を含めているらしい。
スパイシーな香りとは、よくいったものである。

香水の製造工程に想いを馳せてみても、なかなか感極まるものがある。
まさか、ダイレクトにサンプリングしているワケではないとは思うが。

女性の深層意識に訴えかけ購買意欲を向上させるため、香水の容器は男性器をモチーフにしているという話も有名だ。この情報は世紀末の日本を席巻した ノンフィクション・コミック『MMR』で見たので間違いない。
僕は女性用の香水を使用しているが、それは確かに、なんというかまぁ、アレな感じの風体をしている。なんか必要を超えてリアルである。

香水の優雅な芳香のウラには、まさに血生臭い 必死な駆け引き。
どちらの事象に関しても、最初に考案し 試した人ってスゴイ。

#409

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僕の父さんは、僕のシュミに対して あまり興味をもっていなかったと思う。
だからある夏の夜、父さんが「オマエ、こういうのスキだろ」と、GLAY の『Winter, again』のバンドスコア(添付の画像)を持ってきたときは驚いた。

たしか高校生くらいだった当時、僕は毎日のように作曲に興じていた。音楽に関するいろいろな知識を欲していた僕にとって、バンドスコアは大好物である。
そこにおいて父さんは、「オマエ、こういうのスキだろ」だ。空気を読むのにもほどがある。

GLAY はスキでもキライでもなかったが、僕は喜んで「どうしたの?」「どっから持ってきたの?」「なんで GLAY?」「夏の夜に『Winter, again』?」と矢継ぎ早に父さんに聞いた。しかし彼は多くを語らず、なんとなく笑って どこかに立ち去っていった。
なんだそれは。クールすぎるだろ。

4年前に亡くなった父さんの形見は いくつかあるが、その中でも特に異彩を放っている「『Winter, again / GLAY』のバンドスコア」は、そのエピソード自体にも不明な点が多い。

#408

ドラムロールのような屁が出た。


#407

高校 3年にもなって、運動着から制服への着替えを 男女一緒におこなったことが、一度だけある。

本来は隣のクラスの男子/女子と合同で体育の授業を受けるが、その日はクラス内のレクリエーションの一環で バレーボールか何かをし、仕方なく教室内で男女一緒に着替えたのだ。
女子生徒の方が多分に気を遣い、着替えていたように感じられた。

僕としてもトランクスのスキマからスキマスイッチしないように細心の注意を払い、着替えをこなしていたと思う。

その時 ノガワさん(仮名)の上履きが、僕のカオをかすめるように飛んできた。
なぜ、上履きがそんなに高く飛ぶのか。どうしたら そんなに高く。

数々の疑問が浮かんでは消えているところに、ノガワさん(仮名)がやってきて「ごめん」と謝りながら 上履きを回収していった。いえ、別に…。

上履きを携え、ノガワさん(仮名)は別の友人のもとへ。

「あんた、また やったの?」
「また やっちゃった…」

上履きを飛ばしたのは 複数回目。そういう体質のノガワさん(仮名)。きみに幸あれ。


東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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