2009年9月アーカイブ

#390

先輩や目上の人と うなずきながら話しているとき、「うん、〜〜ですね」と言ってしまうのがクセだ。
「はい」ではなく、「うん」と言ってしまう。「うん」と言ったのに気づいてから、「はい」と言い直したりもする。その他の敬語は しっかり遣えているのに。

この前も目上の人と通勤について話しているときに「朝、電車 混んでるでしょ?」と聞かれ、僕は「うん、混んでますね。千代田線なので…」と答えてしまった。

これ、一歩間違えば「朝、電車 混んでるでしょ?」という問いに対し、「unko 出ますね。千代田線なので…」と答えているようにも聞こえる。

しかし、不思議と会話は成立している。
人波に揉まれ、unko がハミ出てしまうほどの混雑、ということだ。


#389

“main”を「メーン」と書かれると、なんだかガッカリしないだろうか。

「街のメーンストリートではイルミネーションが点灯し、たいへん賑わっています」といった文字ニュースを見ると、「“メイン”ストリートだろ…昭和かよ…」と思う。
「メーン」より「メイン」のほうが、僕としては しっくりくるのである。

だが、同様のつづりである“mail”が「メール」と書かれるのは普通だ。

逆に、「新着メイル 1通」と携帯電話の画面に表示されたら どうだろうか。やはり「昭和か!」とツッコまざるを得ない。
「メイル」ではなく「メール」だ。これは日本国民の総意であると思う。

英単語のカタカナ化を どういった機関が実行しているのかは僕は解らないが、カタカナ化マニュアルみたいなのがあったら見てみたい。
もし そのマニュアルに「“main”→『メーン』」とか書いてあったら、備考欄に「別にいいけど、ちょっとガッカリ。昭和。フラフープ。」と書き加えておく。


#388

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池袋駅でよく見かける、この質屋の広告。

何回 見ても、予備校の広告と間違える。不思議だ。


#387

地下鉄がスキだ。

東京に住んでいてヨカッタ、と思う理由の大部分は、地下鉄がたくさん走っているからではないかと思っている。
地方のかたが東京に憧れ、地下鉄を利用したいがために上京してくるのも、充分うなずける。だって地下鉄カッコイイもん。

そんな僕であるが、なぜか東京メトロ千代田線の陰鬱さだけは辟易している。

走っている車両が古いからか、いつも混んでいるからか、はたまた皇居から見て鬼門の方角から路線がのびているからか、いろいろと ぱっとしない理由が考えられるが、とにかく陰鬱さがスゴい。
この中で いちばん合点がいく理由は、最後に挙げた「鬼門」である。平行して走る JR常磐線・つくばエクスプレス線にも、同様の何かを感じるからだ。
チーム鬼門に属し、車両が古くいつも混んでいる千代田線は 陰鬱さも特別。移動手段(公共交通機関)に対して、こんなにも ため息が出るなんて。

でも、そんな強烈な陰鬱さをもつ千代田線だってスキだ。
だって、不忍池の直下に路線を敷設する際、池の水を抜いて上部から掘削し トンネルを構築したんだぜ? しかも複線トンネルをヨコでなく タテの二層で構築してるし。あと国会議事堂前駅のフォルムの美しさでも、2合はイケる(米が)。

千代田線がいつも混んでいる理由も きっと、そういった土木技術をハダで感じたいかたが多いからなんだと思う。車両が古い理由は知らん。


#386

#385 において、携帯電話での画像のアップロードに失敗しているもよう。

だが、取り乱している感がよりリアルに表現できているので たいへん好感がもてる結果になった。大満足。


#385


うんこさんである。
ついに ここまできたか。

東急ハンズに所用で立ち寄った矢先に彼らを目撃したため 添付の画像はケータイサイトからの引用となってしまい 申し訳ないが、取り急ぎご連絡までとさせていただく。

「あーもう unko でいいか unko で!」ということなのか、一週して「unko、スゴくね…?」なのか、いろいろな想いが渦巻くが(unko だけに)、今後の動向が気になるところだ(unko だけに)。


#384

彼岸だったからか、亡くなった父がユメに出てきた。

ユメの中で父は ナチュラルに家族の会話に溶け込んでいたが、「うんうん、ってオイ! あんた死んでるじゃん!」みたいなツッコミを家族一同から受け、父は「そうだった!」というカオで どこかに消えていった。さようなら、お父さん。

生と死、ユメと現実、超自然的かつ不可思議な現象を用いて 深層の意識で表現したかったものは、ベタなノリツッコミ。


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「ワキ毛」をテーマに文章を書こうと意気込んでいたのですが、もじもじしているうちに連休が終わってしまいました。すみません。



#383

高校の卒業旅行と銘打って 男 4人で行った珍道中を検証すると、特筆すべき点が多い。

例えば、フクダくん(仮名)が上半身ハダカでベッドに入り、アンニュイな表情で写っている一枚。
夜の営みを終え タバコをふかすような仕草は、それ自体で相当量の笑いを持っていけるのではあるが、何より目をひくのは閉じたワキからハミ出る 相当量のワキ毛。まさにフォトジェニック。

写真としては ワキ毛にばかり注目してしまい 全体のバランスを崩す結果となっているが、それが奏功して爆笑を呼ぶ。
フクダくん(亀)は、計算と天然を相乗させた笑いを実現することができるので、高校時代は大変お世話になった。笑いすぎて生死の境をさまようことも 数回。

さて この『東京異常階段』、なぜか「ワキ毛」のキーワードでやってくる方が多いので、今回の文章によって その現象に拍車がかかるといいな、と思う。ワキ毛にまつわるエピソードで、しばらくやってみてもいい。


#382

最近 姉の家では ねこを飼い始めたそうだ。姪が拾ってきたらしい。
その ねこを飼い始めてから 姉は、自身が ねこアレルギーだということに気づいたそうだ。かわいい ねこなのに、なんたる惨劇。

ハナミズやくしゃみが 特にヒドイらしく、姉いわく「ティッシュ 1箱使うくらいヒドイ」。

うん、いや、この話の流れで重要なのは、その 1箱が 何あたりなのか、だ。

ティッシュ 1箱は、いつかは必ず使い切る。それに どのくらいの期間を要したのか、それが解らないとハナミズのヒドさは理解しかねる。
そんなようなことを とくとくと説明したら、「めんどくさい弟だ」みたいなカオをされた。いや、僕は間違っていない。

そうは言っても、ねこアレルギーのツラさに同情されず 逆に説教されてしまった姉の気持ちを察すると、気の毒なことをしてしまった。
正しさとは、なにか。正義とは、どういうことか。

なんだか湿っぽくなってしまったので、『うんこ』とでも書いておきますね。unko(亀)。


#381

「人ん家臭(ひとんちしゅう)」というのが あると思う。

「人ん家臭」というのは、誰かの家を訪問したときに感じる その家 特有のニオイのことだ。その家の人にとっては おそらく無臭に感じていると思う。
ニオイの良し悪しはさておき、「郷に入っては郷に従え」感が 強く身にしみる「人ん家臭」。

僕の実家の「人ん家臭」は、評判がよかったように思う。
「松岡の家のニオイはなんか落ち着く」という 評価を数名の友人から得たことがあり、そこは自信をもてる数少ないポイントだった。「何の香水つけてるんですか?」と聞かれたことも ある。

なぜ、「人ん家臭」について言及するかというと、実家を出たいま、僕の家がものすごくクサイからに 他ならない。常に 生ゴミ臭がする。生ゴミ臭というか、生ゴミ大全集である。
「郷に入っては郷に従え」感も、きっと 生半可なものではないだろう。

ある意味「何の香水つけてるんですか...」と聞かれ、「中央防波堤」(*1)と 真顔で答える。

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(*1) 中央防波堤...見学に行ったことがありますが、焼却後の灰を埋め立てているので まったくクサくなかったです。念のため。

#380

パックのコーヒーを飲む休日。

パックの天面には、「側面を持つと中身がとびだしますのでコーナーをお持ちください。」と書いてある。
なぜ「カド」ではなく、「コーナー」なのか。

小さい頃、僕は「コーナー」の意味がよく解らず、面積が小さい方の側面を持っていた。もちろんこれでは、チカラを込めると中身がとびだす。
中身がとびだしては、「コーナーを持っているつもりだったのに…コーナーってどこなの…?」と 悔しい思いをしていた。

ある日、「コーナー」と「カド」が ほぼ同じ意味だということが判明した。もう 中学生くらいになっていたと思う。

中身がとびださないようにカドを持つのは、普通じゃないのか。わざわざ天面に注意書きを施さなくても、それくらい解っている。
注意すべき事柄をアメリカのノリで伝えてきたばっかりに かえってそれが伝わらず、僕はシャツを汚してしまったのだ。しかも注意すべき事柄は、僕にとっては なんでもないことだった。汚れたシャツ、どうしてくれよう。

余計なことを思い出し、なんだか苦々しい休日になってしまった。コーヒーの苦みは、人生の苦み、か…。


#379

中学生の頃、ドラクエか何かのテレビゲームをやっていた僕の目は 死んだサカナのようなそれだったらしく、親にたいそう心配されたことがある。

それから 十数年たったいま、後輩の作成したエクセル資料(データベース定義書)を見直す僕の目は、死んだサカナのようなそれになっている。
そして、そんな目をして生計を立てている。

親は、どれだけ嘆くだろう。
生まれてごめん。でも生んでくれてありがとう。


#378 もしかしたら

結婚披露宴の 打ち合わせに行ってきた。

会の進行表には余興の時間があるので、内容について考える。
楽器ができる友人がいるので、何か演奏してもらう予定だ。

僕「ここでは、友人に楽器を演奏してもらおうと考えています」
担当のおねえさん「あ、すてきですね。何の楽器ですか?」
僕「トロンボーンだよね」
妻「や、ピアノだよ」
担「そうですね、ピアノでしたら大丈夫ですけど...」
僕「そっか、ピアノだったね。いつも やってるのはトロンボーンだけどね」
担「金管楽器は... 会場がそう広くないので...。トランペットより音は低いですけど、もしかしたら、ということがありますね...

「もしかしたら」...?

おねえさんは、「もしかしたら」に 何をイメージしていたのだろう。
何かを懸念しての「もしかしたら」だとは 思うが、その真意は 文脈からは解りかねる。

その後も、ワリとしつこく「えっ もしかしたら どうなっちゃうんですか?」とか聞いたのだが、「そうですね...(笑)」「もしかしたら、です...」と おねえさんは はぐらかすばかりで、核心に迫る回答は なし。
金管楽器の音量で、驚きのあまり 親戚の年配の方が帰らぬ人になるとか、そういうことだろうか。

そうであれば コトバを濁すのも解るが、おねえさんも ちょいと考えすぎだと思う。

#377

自宅トイレットにおいて放屁をしたら、そのサウンドが携帯電話から発せられる緊急地震速報の警報音に似ていて驚いた。「地震か!」という意味で驚いた。

自らの尻に確かな感触があったので放屁のサウンドとして処理されたが、仮に 他人の尻から発せられたものだったら サイフと携帯電話を持って避難する準備を始めていただろう。
避難口の確保は 地震による脱出のためか、放屁による換気のためか。

ひとつベンリが増えると、ひとつキケンが増える。


#376

曜日の配列と祝日法の改正で実現した、今月の連休。土日が休みの人にとっては、5連休となる。

さて、この連休を 5月の大型連休 つまりゴールデンウィークと対比して シルバーウィークなどと言ったりしているが、いかがだろうか。
確かに、一般的な給料日である 25日の前に到来してしまう、5月の連休に比べて国民の祝日の数が少ない、など、ゴールデンウィークよりも見劣りする部分はあるかも解らない。

しかし、シルバーウィークの身になってもらいたい。

僕は 何年かに一度の登場なのに、シルバー。僕は 曜日の配列によるレアな存在なのに、シルバー。
アイツは毎年必ず登場するのに、格上のゴールデン。おなじみの存在なのに、一等賞のゴールデン。

なんだか、マリオに対するルイージっぽい。

そこで シルバーウィークはかわいそうだからと、プラチナウィークとか ダイアモンドウィークとか はぐれメタルウィークとか いろいろと代替案を考えてみたが、シルバーウィーク以外にしっくりくるものが、ない。

その点も なんだか、マリオに対するルイージっぽい。

個人的に僕は、この 9月の連休を ルイージウィークと呼ぼうと思う。


#375

このところ、東京は肌寒い。

僕は体調が悪いのか ひどく寒く感じ、ポケットに手を入れて歩いていた。
向かいから歩いてくる おっさんも、ポケットに手を入れている。背中を やや丸めているので、やはり寒く感じているのだろう。

そでは まくっているけども。

どういうことなのか。
ある程度 寒くないとポケットに手を入れないし、ある程度 暑くないと長そでをまくらない。おっさんは 寒いのか、暑いのか。

寒くて暑いなら、つまり普通なら、ポケットから手を出し まくったそでを戻そうか。

いや もしかしたら、「ポケットに手を入れて歩くのがカッコイイ」と おっさんは思っているのかも解らない。中二じゃなくて、おっさんなのに。

そうであれば、もう それ自体がサムイ。


#374

会議が やや白熱していた。

「じゃあその処理内容ってまだ未定なんですね。設計書には載せられませんよね? まだ考えなくていいですよね」
「考えなくていいというか、いまの段階では 工程が別になりますね」
「え、別工程? 別工程ってなんですか? そんなんで大丈夫なんですか?」

白熱する議論。未決事項が多いこの会議は、出席者のイラ立ちもあいまって 語気が強まる。

「別工程ってなんですか。工程が別になるってことは、工数も別に必要になりますよね。でも人員は変わらないんですよ。誰がそれやるんですか!」

いよいよ、一触即発の様相を呈してきた。

「いや、別工程っていうか、別フェーズですね」

英語にしただけじゃん。

「あ、別フェーズでしたか…。なるほど…」

納得しちゃった!

ここ最近、こんなのばっかりだ。


東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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