2009年7月アーカイブ

#357

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北千住駅の構内で、ジョイマン(お笑い芸人)のキモい方みたいな動きをしている男がいた。
そういえば、最近 ジョイマンを観ていない。

無名な男を見かけて、有名な(ハズの)男を思い出す。
不意に、深いパラドックスを感じてしまった。

もちろん ジョイマンのキモい方みたいな動きをしていた男は だだスベリであったが、こうして僕に 哲学的な思慮を与えるに至った。

すべての事象に理由はなくとも、すべての事象に意味はある。
ジョイマンのキモい方みたいな男、なんだかありがとう。

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ちなみに、添付の画像は 新しい携帯電話(Cyber-shot ケータイ)のカメラを試したものです。意味はありません(自己矛盾)。


#356 怒りに任せた

ここ 1週間、体調が悪い。

体調が悪くなると人は熱を計りたがるが、アレは何の意味があるのだろうか。

熱を計り、37℃をボーダーとして その上下を確かめる。それだけで話は終わる。
まったく 体調回復のソリューションとなってないじゃないか。

体温が高いと、通常は 頭痛や間接痛、倦怠感等が症状としてあらわれる。解熱剤を服用すれば、ほとんどの場合 それらの症状は緩和される。
だが、体調不良はそれら自体が問題であって、体温が高いこと自体はどうでもいいような気がする。例外的に 体温が下がったところで アタマが痛いままであった場合、体調不良の状態はまだ 解決となっていないだろう。

もう一度 問う。
体調が悪くなり 熱を計ることに、意味はあるのか。

さぁ皆さん! ご家庭の体温計、水銀に気をつけつつ気持ちよく へし折り、マドから投げ捨てようではないか!

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以上を持ちまして、『憤激リポート! 体調が悪いときに熱を計っても、だいたい 36℃前後! 計り方が悪いのか! 天下りが悪いのか! 正しい体温の計り方を教えてくれない厚生労働省に喝!』の講演を、終了いたします。ご清聴ありがとうございました。



#355

この 3連休は、放屁に次ぐ放屁であった。

本当に、ここまで屁が出るものか、という思いにさえ先んじて屁が出てしまい、妻にも「いい加減にしろ」というカオをされた。いつもは我が放屁を一笑に付す彼女であるが、度重なる屁に対し 今回ばかりは真顔。

いつもの屁には、優劣というか、大小関係のようなものがある。粒度にバラツキがあるのだ。パパパ というもの、ボム というもの、プー というもの、さまざまである。
それぞれがお互いを補い、ときには相手を引き立て ときには相手より前へ出る。屁にも静と動、隠と陽があるのだ。

だが、この 3連休に繰り出された屁は すべてが主役級、まさに大河ドラマの様相であった。すべての屁が、我も我もと 自己を主張する。ボム の後なのに ブッ が現れ、すかさず ファー…バッ という珍妙なサウンドのものが飛び出す。この 息をもつかせぬシーケンスはなんだ。
放屁というフィールドに、革命が起きたと言えようか。

そのような各種サウンドが、TSUTAYA で、西友で、イオンで、そして自宅で…。数々の地に革命の代償を遺し、今に至る。
しかし、その代償にはカタチがない。無血革命ならぬ、無ケツ革命である(亀)。

明日 皆既日食が観測されるが、この粒ぞろいの放屁たちは その影響によるものなのかも解らない。



#354

「ダイエット大作戦」みたいなテレビ番組を観ていた。

190Kg くらいの女性が、美容のためというより もう 生命の維持のために、あらゆる手法でダイエットを試みる、という内容だった。内容としては 極めて月並み。
ダイエットの目標は、もっとも輝いていた時代の体重である、55Kg としていた。

妻と僕が喰いついたのは、その女性が数年ぶりに自転車に乗るシーン。
サドルを高く固定して自転車に乗っても その体重に耐えきれずにサドルは最下部まで落ちるといったシーンが 何度か流れたが、喰いつきたいのは そこではない。

女性の着ている Tシャツに、“begin to move”と書いてあるのだ。

妻がいち早く その事実に気づき、「“begin to move”って書いてあるよ!」と大興奮。しかも久々に自転車に乗る、というシーンだったので、確かに“begin to move”な感じだ。
だが、190Kg になってしまう もう少し前に“begin to move”すべきだったとは、誰もが思うところであろう。

大作戦を開始して 4ヶ月。
「ダイエットの結果は!? そして、女性から重大発表!」と テレビ的な演出をふんだんに盛り込み、満を持してスタジオに登場した女性は まだ 150Kg くらいあったので、やはり もう少し前から“begin to move”すべきだった。
重大発表も、「55Kg になるまで、このダイエット続けます!」という よく解らないものだった。
テレビ番組って こんな残念な感じだったっけ。

この女性もそうだったように、テレビ制作側も そろそろ“begin to move”しないと、輝いていたあの時代に戻るのが 本当に難しくなると思う。


#353

JR山手線のドア上部には、液晶ディスプレイが備え付けられてある。そこには、各駅の案内や 広告が表示される。
先日そのディスプレイに、「世界一拍手の早い男」の映像広告が映っていた。確か通信事業者の広告だったと思う。

音は出ない仕様なのに。

企画会議において「そういえば山手線の広告って、音 出ませんよね」のひと言が、なぜ誰も言えなかったのか。そのことに、なぜ誰も気づかなかったのか。
「東京といったら山手線だ! 山手線でも流せ!」という、社長のひと声で決まったのか。いずれにしても悔やまれる。

下唇を噛みしめ 険しくもどこか誇らしげな表情(かお)で、超高速の拍手を披露する男性。しかし、肝心の拍手の音は聞こえず。
なんだかこの男性がスベってるみたいで、ただただ気の毒な気持ちになる通勤時間。



#352

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――人がいなくても、水が流れることがある――

こう書くと何やら哲学的だが、便器の話である。


ソクラテスは記した。「人がいなくても、水が流れることがある」と...。

もちろん、便器の話である。ソクラテスはそんなことは記していない。


リンカーンは演説で、民主主義の本質をこう述べた。「人民の、人民による、人民のための政治。だが 人民がいなくても、水が流れることがあるのだ。」

もちろん、リンカーンはこんなことを言ってはいない。便器の話である。
ただ、「民主主義の本質」というテーマで考えれば あながち間違っていない気もする。

というワケで、7月12日は 東京都議会議員選挙の投票日です。すてないで、選挙権!(まさかの社会派オチ)

#351

レストランで注文し終わると、広げて見るタイプの、いわゆるグランドメニューは 回収されてしまうことが多い。
注文を待つ間、テーブルに常時立ててあるアクリルケースのメニューに目が行く。デザート類やドリンク類が書かれてあるヤツだ。

僕はそれをひょいと持ち上げては、何か食べたいワケでもないのに 左上から右下にかけてまじまじと見てしまう。
端から端まで熟読して満足すれば、それを裏返してまた左上に目をやる。

裏側に何の記載もないと がっかりなのだが、それよりも がっかりなのが 表側と同じ内容の場合だ。
表側をあんなにまじまじと見たのに、裏側も同じ内容だと気づくのは、だいぶ読んでから。

表側、けっこうちゃんと読んでたのに。

ムダな両面印刷はエコの観点からも No! と言いたいが、それにも増してメンタルに対する悪影響が甚だしい。
がっかり + 自信喪失のコンボは、内外からの刺激に満ちている。


#350

怒りの矛先が誤っているのは承知していて、それでも毎回 罪なき人間に対して舌打ちしたくなることがある。またもトイレット系の話だ。

職場からの帰宅中、不意に爆心地(*1) 周辺において YOSAKOIソーラン祭りが封切られた。
各種サウンドが 爆心地(*1) にて鳴りそうになったり 鳴ったりする中、僕はスマートに山手線から降り 駅のトイレットを目指す。奇蹟のかっこよさ。

ほどなくトイレットにたどり着いたが、あいにく個人ブースは満員御礼のフルスロットル。個人ブースの中でも、YOSAKOIソーラン祭りは絶賛開催中である。
どこかの個人ブースで繰り広げられている舞いが終わるまで、僕はウォーミングアップを兼ねたイメージトレーニングをしながら 自らの出番を待たなくてはならない。

だが 僕の爆心地(*1) 周辺は すでに、「ちょいと待っている」ならぬ「ちょいと舞っている」状態だ。
レディース・アンド・ジェントルメンが、今か今かと飛び出さんばかり。

そうなってくると、もう理性も限界に近づく。YOSAKOIソーランとか、比喩を用いてでは表現しきれない。

出番を待たずして、はみ出る。

クライシスが爆心地(*1) 周辺に到来した瞬間、ついに個人ブースのトビラが開き、中から 踊り疲れているハズのオッサンが 涼しい表情で出てきた。またこの涼しい表情が腹立たしい。

心中では舌打ち。「ジジイ、早く出てこいよ」。

個人的な騒乱は こちらも涼しい表情で隠しつつ、僕はスマートに個人ブースに入った。
待ちわびていた自分の時間を、フルボリュームで楽しむ。危ないところだった。

僕の YOSAKOIソーラン祭りも佳境に入ったところで、冷静に一連の流れを振り返る。

さっき「ジジイ、早く出てこいよ」と思ったが、他の個人ブースの誰よりも ジジイは早く出てきているではないか。言いがかりにもほどがある。
未だに YOSAKOIソーラン祭りを僕の隣の個人ブースで繰り広げているジジイのほうが、よほど「早く出てこいよ」だ。隣の個人ブースからは、ここしばらく 各種サウンドも鳴っていない。
ジジイは何をしているのか。

そして 僕は反省し、自己嫌悪に陥るのだ。
オヤジごめん。オレ、あんたに感謝すべきだった。

しかし 反省は活かされず、怒りの矛先は いつかまた、最も感謝すべき人間に向けられるのだ。YOSAKOIソーランのリズムに乗せて。


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(*1) 爆心地…包み隠さず言えば、肛門のこと。


#349

もうだいぶ経ってしまったが、北海道旅行から帰ってきた。

北海道には広大な畑や見渡す限りの地平線など、東京に住んでいたら なかなか見られないような光景が多い。
実際、札幌の都市部と美瑛の丘陵地帯のギャップはとても大きく、感動的なほどに楽しかった。

だが、それらよりも鮮明に思い出される光景がある。
いろいろなセンターラインだ。

以前お伝えしたように、今回の旅行で 僕は初めてクルマを運転した。「安全にクルマを運転できているかどうか」が旅行の主眼に置かれたのだ。
よって「新婚旅行」というキーワードから、北海道の道路に書かれていた いろいろなセンターラインが鮮やかに思い出されても、それは致し方ないこと。黄色とか、白い破線とか、いろいろあった。

その主眼に置かれた「安全運転」だが、妻いわく「3回くらい死ぬかと思った」そうで、残念ながら 達成ならず。
路面電車の線路をふさいで警笛を鳴らされたり、バス以外は通行禁止のバスターミナルを走り抜けたり、登坂車線を走るクルマより走行車線を走る僕のマーチの方がよっぽど遅かったりしたので、もうホント、北海道のみなさまにはご迷惑をおかけした。


東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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