#201 小説の内容は覚えてませんが

高校のころの話。現国の授業で、小説『山月記』の単元が始まった。

僕はあまり国語の授業はスキではなかった。
まず、ヨコ書きのノートをムリヤリにタテに使わされるのがイヤだった。別にヨコ書きでもよいではないか。学校の、そういった自由の制限 ひいては思想の統率が本当にイヤだった。
そんな個人的なエゴもあってだが、授業は軽く聞き流していた。現国に限ったものではないが。

しかし、現国のイナイ先生(仮名)の その言葉だけは聞き流すワケにはいかなかった。

「はい、この『山月記』の著者の中島敦ですけども、この人はもう、めがねからして 死んでるわね!

なんという発言。クラス内が「ざわ・・・」となったような気がした。

イナイ先生の発言の真意は未だに、そしてこれからも闇の中だが、恐らく「(写真を見ると解るように、古いカタチの)めがね(をかけている)からして (いまの時代に生きている人ではない、つまり)死んでいる(人だ)わね!」という意図の発言だったのであろう。端折りすぎではあるまいか。
確かに Wikipedia の中島敦のページを参照すると、彼は めがねからして死んでいる。平成19年の現在では、とんとお見かけしないタイプのめがねである。

「めがねからして死んでる」。このセンセーショナルな表現による洗礼を受けて以来、僕が 明治時代のころの写真を見ては「めがねからして死んでる」人を探すのに躍起になっていることは、もはや言うまでもないだろう。
そして、そんなめがねの人を見つけてはこう言うのだ。「めがねからして 死んでるわね!」と。

 

東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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    異常階段

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    • 東京都江東区/建物と調和する異常階段に、日光が透過する

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    • 東京都江東区/収納性の究極とは対角線のことだった

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    • 東京都中央区/実用性が、美を創り出した逸品

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    • 東京都足立区/住宅の取り壊しに伴い、いままで隠れていた異常階段が出現

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    • 東京都墨田区/純白の鋸歯階段。異常なほどの美しさ

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    • 東京都足立区/「異常階段界のデファクトスタンダードはコレだ」ということにそろそろ気づき始めた一枚

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    • 東京都足立区/機能性と安定感を充足

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    • 東京都千代田区/中央・総武線の高架下に変則的な異常階段

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    • 東京都江東区/窓を開けると異常階段の側面

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    • 東京都足立区/松の木による阻害

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    • 東京都足立区/通行人に不審がられた

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    • 東京都足立区/電線が ややジャマか