2006年8月アーカイブ

先日、仕事を終えて京王線府中駅で人を待っていたときのこと。

むせかえるような蒸し暑さの中 汗を拭きながら改札口にたたずんでいると、ひとりの女性が寄ってきた。年の頃20歳前後だろうか。その女性は、お世辞にもあか抜けているとは言えない感じの女性だった。ここでは便宜上、ハリセンボンとしようか。
僕の方にはやって来たが まったく面識のないハリセンボンだったので、僕はやや遠くを見たりして そのハリセンボンをやり過ごそうとした。

しかし、そのハリセンボンは僕に話しかけてきた。
「すいません、ずいぶんと爽やかですけど、大学1年生の方ですか?」

確かにそのとき僕は私服(Tシャツ)を着ていたが、汗の止まらない20代中ごろの僕を捕まえて「ずいぶんと爽やかですけど」は ない。しかも僕が大学1年生だったのは、もう5年も前のことだ。
(どれだけ人を見る目がないのか、もしや金品を巻き上げる系のアレか...)と思いつつ、疑念丸出しでそのハリセンボンを見ると、僕の思いとは裏腹の大変まっすぐな眼差しで「わたし、大学1年生を対象としたアンケートをしているんです!」と話していた。天然だったのか!

僕が「ごめんなさい、社会人です...」と告げた途端、ハリセンボンは「あ、そうですか」と言い 脱兎のごとく立ち去っていった。
数分後、そのハリセンボンが遠くで大学生風の男性に話し掛けている様子を目撃した。どうやら本当に大学1年生を対象としているということを、ここで確信した。

ハリセンボンに話し掛けられた日からもうだいぶ経ったが、「ずいぶんと爽やかですけど」という言葉が何かのメタファーだったのではないかと、いまもムネを締め付ける。とりあえず、清潔感は確保しておこうか。

 

#187 武蔵野線シンドローム

187a.jpg

JR武蔵野線で通勤している。
この路線は東京23区の外周を走っており、貨物用に敷かれた線路を旅客用に転用したものである。それでも、いまだ多くの貨物列車が走っている。Wikipedia に詳しい。

さて、貨物列車が多く走るほかに この路線の特徴的なところは、駅名が解りづらいところであろう。ちょっと面白くらいに解りづらい。
連続する浦和4駅、東浦和・南浦和・武蔵浦和・西浦和が その最たる例である。それの4駅の前後には、東川口・北朝霞(きたあさか)という駅があり、東川口・東浦和・南浦和・武蔵浦和・西浦和・北朝霞と、解りづらさを加速させている。北朝霞と北朝鮮も少し似ている。

ここで、ちょっと考えてみて欲しい。件の浦和4駅だが、浦和を避けるように駅を作っているような気がしてこないだろうか(添付の図 参照)。
浦和といえば、武蔵野線開業当時の埼玉県の県庁所在地である。畏れることも多かったのだろう。

その結果、小さくまとまった印象の浦和4駅。まあ、4つも浦和っぽいのがあれば 浦和を制したことになるんじゃないのか、みたいな。
他にも、西船橋や新松戸、東所沢や西国分寺。それっぽいところを掻き集めている武蔵野線。なんだろう、この煮え切らない感じは。

わずかにある"そのもの"の駅名も、吉川・三郷・新座 といった、イマイチ印象の薄いところばかり。
終点の府中本町も、「本町」とはいうものの 駅前にはイトーヨーカドーが鎮座するばかり。

クラスで6番目か7番目くらいにかわいい女のコたちにちょっかいを出すのがスキ、というイメージだろうか。それで満足する安っぽさ。
JR山手線や JR中央線といったイケメンみたく、自分に自信を持つことが出来ずに 小さくまとめようとするさまには、ややシンパシーを覚えざるを得ない。

 

無性にみんなで遊びたい。

ここで挙げる「みんなで遊ぶ」の"みんな"とは、"ハンカチ落とし"や"フルーツバスケット"が出来る規模の"みんな"である。リンク先を見ていたら、さらにやりたくなってきた。

"フルーツバスケット"なんてもう何年やっていないだろう。というか、もしかしたらこの先 一生 出来ないまま死を迎えるかもしれない。それはとても悲しいことだ。
だが、いま 仮に人数を集めてやったとしても、あまり面白くないかもしれない。クラスのアイツがオニになったり ハンカチを落とされたりする、ある種のお約束がスパイスとなりゲームを盛り上げていたと思うので、いまやったとしても きっと「そこそこ楽しい」レベルになってしまうだろう。

それでも、無性にみんなで遊びたい。初めて会った同士でこういうレクリェーションをするのも、楽しいかもわからない。
そういえば、クラスが打ち解けるのって、こういうきっかけだった。

いつかこのサイトで体育館を借りて大人数を集め、こういう遊びをひたすらやるような会を催したい。「フルーツバスケット!」の掛け声とともに 老若男女が散り散りに駆け回るのだ...! あと、50人くらいで不毛なババ抜きをやったりとか...!
というワケで そんな楽しい(と僕が勝手に思っている)妄想をだらだらしゃべる、本日22時からのラジオをよろしく。ブログも更新したよ。(脈絡なく終わる)

 

#185 不苦労さん

185a.jpg

「苦労知らずのふくろうさん」である。

カッコでくくったが、おおかた そのような人気キャラはいないものと思われる。このウチワの購入先も近所の SHOP99 なので、おそらく SHOP99 のオリジナル製品だろう。
だが こういうどうでもいいモノがスキで、思わず購入してしまった。

ある日 会社から帰ってきて食事を済ませてくつろいでいたら、負けじと奇才の彼女がいきなり「苦労知らずのふくろうさん、間違えて踏んじゃったの!」と言い出した。
確かにウチワをよく見ると、"ら"の右側が破けている。

 

185b.jpg

「気づかないで踏んでしまう」という失敗も僕の笑いの沸点のひとつで(この笑いの沸点の説明は とても難しいのでここでは割愛させていただく)、それを聞いて爆笑してしまった。踏んでしまってしかも破けちゃうとは!
追い討ちをかけるように、彼女が「ふくろうさん、初めての苦労だね...」と切なげに言ったので、ふくろうさんには悪いが 僕はまた機関銃のように笑った。

勝手に「苦労知らずのふくろうさん」などというキャッチコピーをつけられ、SHOP99 で細々と売られ、その挙句にたいして涼を提供することなく踏まれて破けるという、この一連の流れ。ワリと悲惨なほうである。

 

会社で仕事をしている途中、急に尿意を催したのでトイレットに向かう。
小用便器の前に立ち サムシングを引っ張り出そうとしたところで、気づいたのだ。

パンツを前後逆に はいていることに。

先日 ポロシャツを前後逆に着たばかりだというのに、早くもこの体たらく。なんという学習能力のなさ。
パンツを前後逆にはくことは 四半期に一度程度は しでかすのだが、前回のポロシャツ事変からのインターバルが短すぎる。『サマー前後逆フェス 2006』は、あの日 大盛況のうちに幕を閉じたのではないのか。次回は今秋 堂々開催だと思ったのだが。

そんなことよりも、早くサムシングを引っ張り出して放尿しなければならない。刻一刻と体外への距離を縮めている尿も、突然のストップに完全に困窮している。
いつもはパンツの いわゆる"せくしー小窓"を駆使して放尿するので、こういう有事には焦燥を隠せない。セクシー小窓 最重要説が、ここにきて急浮上である。世界で最初に小窓の設置を提唱した人は、天才ではなかろうか。

だが、放尿後もパンツが前後逆のままで仕事をしつづけたことには、差し出がましくも 僕に一定の評価を与えるべきだと思う。その根拠は 特にないが。

 

#183 God hits me

183a.jpg

首都圏で大規模な停電が発生したが、その際ファインプレーを繰り出したので記す。

ちょうど停電が発生したころ、僕は通勤中で JR武蔵野線の車内にいた。
電車は直通している JR京葉線が停電の影響で運行できなくなったため、順次 運行を停止。僕の乗っている編成は、南浦和駅で運行を見合わせるそうだ。

電車はしばらく動きそうにない。
機を同じくして、僕の腹部および爆心地(*1) 周辺にも違和感を覚えたため、これは好都合と思い、電車を降りて真っ先にトイレットへ向かった。

駅のトイレットとは、どうしてこうも暗澹たる雰囲気に包まれているのか、そう思いつつも背に腹は変えられないと 自分の時間を楽しむ。
業(わざ)を成し終え 個人ブースを出ると、そこには長蛇の列(約2名)。すぐさまトイレットに向かった僕の賢明なる判断に万歳三唱である。

ホームに戻ると、どうやら運行が再開された旨を知らせるアナウンスが流れていた。
僕の乗っていた編成はもう南浦和駅を発っていたが、次の電車はすぐにホームに滑り込み、その電車に乗り込み着席し、時間を有意義に過ごせた満足感が僕を包む。

しかしだ。
今回の首都圏大規模停電の被害区域に 僕の住むゲットーこと足立区は含まれておらず(まぁエセ首都圏なので当然ではあるが)、僕は通勤中の JR武蔵野線で影響を受けた。今回ばかりは、足立区の存在を懸念した神の仕業ではないことが証明された。
JR京葉線の停電が直通先の JR武蔵野線を停め、東京都足立区を脱して 埼玉県さいたま市にいる僕を、県境を越え 間接的に直撃したのだ。完全なる個人攻撃。

日本語がややヘンである上、大変わかりづらい構図になっているので 例を挙げて説明すると、風が吹いて転がった桶に犬がぶつかった上に棒に当たり、犬が怒り、桶屋が儲かり、僕が損をした格好である。

つまりは ただ単に運が悪い。それに尽きるのだ。
ファインプレー? ぜんぜん繰り出してないよ。

(*1) 爆心地...包み隠さず言えば、肛門のこと。

 

東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

    follow me on Twitter

    アーカイブ

    掲示板

    ■ 感想など何かしらお願いします。