2006年7月アーカイブ

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ナイススティックである。先ほど久々に食べたので、思うことを書く。

まず特筆すべきはそのネーミングであろう。
「ナイススティック」、つまり「良い棒」である。もう常人がツッコミ済みであると思うので、ここではあえてベタなツッコミは致さない。
団地妻が「あ~、ヤマザキさんのナイススティックが食べたいわ」と発言すると、ほのかにエロの要素も垣間見られてしまう、そのネーミング。菓子パンとしてのファンシーさを考えると、ちょっとどうなのだろう。

僕はこういった 名称が力んでいない商品を目撃すると、いつもその商品の命名会議を想像してしまう。
きっと、いいオッサンたちが会議に会議を重ね、納期を目前にした最終会議で「『ナイススティック』にしましょう!」と言いながらホワイトボードに書かれた「ナイススティック」にチカラ強く赤いマルを書いたのだ。巻き起こる拍手。商品開発部の社員たちの目には、うっすら光るモノが...。
そして上層部のゴーサインとともに、トラックに積載され工場を出て行く「ナイススティック」。バックに流れるのはもちろん、『地上の星/中島みゆき』である。

だが、こうして足立区の端に住む小市民が放屁しながらネタにしているのもまた、現実である。
決して奇をてらっているワケではないネーミングなのだが、やや精細さに欠けると(実際は精細さを極限まで求めたネーミングかも解らないのだが) こうなる、ということである。
そういう意味では、ソニーの『ウォークマン』は そのバランスを絶妙に乗りこなしたと言えようか。

というワケで、次回は同じくヤマザキパンの『スペシャルサンド』を採り上げます。

 

#181 1994年・学級崩壊

小学6年生くらいのころのこと。
体育の時間、体育館でポートボールだかバスケットボールだかの試合がおこなわれていた。

体育館の床には、各種球技種目に対応したラインが引かれている。白や黄色や緑など。そのカラーにより、球技種目のフィールドフォーマットを区別しているのだ。
よって、いまの球技種目に対応するラインのカラーがどれなのかを 確認する必要がある。

ポートボールだかバスケットボールだかの球技種目のラインカラーは緑であった。
ところが 担任のイイヅカ先生(仮名)は そのことを試合開始時点で児童たちに伝えることを忘れていたため、どのラインカラーで試合を進めればよいのかイイヅカ先生に尋ねる児童が続出した。

「先生、何色で試合すればいいんですか?」
「緑だよ 緑」

「せんせー ラインどれー?」
「緑だよ 緑」

個々がバラバラのタイミングで同じ内容の質問をするという、ややうっとうしい展開になってきてしまった。
そして、このような事態になったのである。

「せんせー」
「ミドリダヨ ミドリ」

ついに イイヅカ先生は何かを放棄した。
呼ばれただけなのに「ミドリダヨ ミドリ」。これもある種の学級崩壊である。

 

#180 失敗は成功のもと

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ポロシャツを後ろ前に着てしまった。

Tシャツを後ろ前に着てしまう事件はよく耳にするが、コレはちょっと ない。
そでを通し すそを引っ張るまで、一切の迷いも違和感もなかった。クビが「ぐっ」となり、おなじみの「あっ!」である。もう 幼少からやり直したほうがいい。

ぱっくり割れたうなじが、勝利の Vサインを彷彿とさせる。

いや、勝利の要素は まったくない。テキトウなことを書いた。

このポロシャツがまた、ナヲコさんからいただいたものである というところも、特筆するべきだろう。
あのときいただいたシャツが、こうしてネタづくりにひと役買っていますよ。ありがとう、ありがとう。

年齢は 24を超え、もう戻りの利かないところまでやってきたのだ。「衣類を的確に着用する」という本来 出来るハズのことは、少しずつでも確実にやっていきたいと思う。

 

#179 無題

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特に説明やエクスキューズはしませんが、彼女の描いたまんがだ、という説明は記しておきます。

 

#178 朝から

駅から会社までの道を歩いていると、前を半ケツの女性が歩いていた。我が目を疑った。

 

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"半ケツの女性"というと、「(足立区に多く見られるような)シュミの悪いハデな格好をした女性のギリギリに短いスカートから、スキャンティー的なサムシングがチラリと(あるいはハッキリと)見える」というのが やや一般的であると思われるが(僕の偏見かも解らない)、いま僕の目前を颯爽と肩で風を切って歩いているこの女性は、黒いポロシャツにジーンズといういでたちである。
つまり この半ケツは、ツーケー(*1)の上半分がさらされているという状態であるのだ。解りづらくなってしまい恐縮ではあるのだが、その様子を思い出しながら描いたイラストも添付したので、どうか参考にしていただきたい。
「ローライズすぎるだろ」。そんなツッコミが、何度も何度も僕のこのノドを突き破りそうになった。

それほどジロジロと見ていたワケではないのだが、パンストの始まりの部分および それに付随するスキャンティー的なサムシングの上半分が、しっかりと見えてしまった。男であることのかなしみである。いい加減 見えてしまったモノの鮮やかなピンクなど、忘れてしまいたい。

特筆すべきは、そのとき僕の装着していた iPod から流れていた音楽が、globe の『FREEDOM』という曲であったということ。
朝からツーケーを出すのも、それは個人の自由である。

(*1)ツーケー...「ケツ」の業界用語。はやるぞ!
ちなみにツーケーをさらに限定的にしたものが、おなじみの爆心地 となります。

 

#177 24歳になったのだが

悲しい出来事が、土曜の夜に訪れた。

テレビ東京系で絶賛放映中の『出没!アド街ック天国』で特集された街が、僕の地元である東京都足立区竹の塚だったのだ。一瞬だけ実家も映ってしまった。

番組内で繰り広げられる失笑を伴うトーク。仕方ない。番組内で披露される「ヤンママNo.1」「コドモを産む年齢が他の区よりも低い」などの、ちょっとそれはどうなんだろうといったデータ。
そして、安売りの商品に群がるみすぼらしいいでたちの区民たち。なんだ、昭和23年か。ザッツ☆安物買いの銭失い、である。テレビ東京は、よく放映に踏み切った。

「竹の塚といったらコレ!」という愛川欽也氏の問いかけに対し、北野大氏がフリップに書き出した「足立の田園調布」というキーワードも、どこか物悲しい。

そのさまを僕は遠いまなざしで観ながら、不意に放屁した。悲しみは、ここでピークを迎えた。

ちょっとだけ、unko が出てしまった。

 

#176 僕という意味

仕事を終え 帰宅しようと会社から出たところですでに、その腹部に違和感を抱いていた。
家まで、いや、途中の乗換駅まではその違和感に対してのソリューションを迎えることはないだろうと解釈し、そのまま駅へと向かった。

だが、思いのほか早くピークは やってきた。まだ駅にすら着いていない。爆心地(*1)を容赦なくノックするサムシング。とりあえず駅のトイレットへ直行だ。
すると「使用中」との回答。案の定の展開である。サムシングには次の駅まで、どうにかお待ちいただこう。

電車に乗り込み、次の駅で下車。駅ビル内でトイレットを探す。前を歩く女子高生が、ことごとく僕の希求するトイレットへの道の障害となる。やっと見つけたトイレットへ飛び込む。
すると「使用中」との回答。案の定の展開である。サムシングも、そろそろ待てないぞとおっしゃっている。というかなんでこの駅ビルのトイレットには、個人ブースがひとつしかないのか。

仕方なく次の階への階段を駆け上り、先ほどのトイレットの直上にあるトイレットに飛び込む。まるで営業マンの新人研修のよう。
やはり「使用中」との回答。案の定の展開である。またも ひとつしかない個人ブースに舌打ちだ。
ところが、幸いなことにこの階のトイレットの向かいには車イス対応のトイレットがあり、そこは空いていた。はちきれんばかりのサムシングはもう今にもクリティカルな結果を僕にもたらそうとしているのだ、そこに飛び込むしかない。

衣類を腰からズリ下ろすと同時に便器に腰掛け、またこれもほぼ同時に各種のサウンドがトイレットのブース内をこだまする。"生"を感じる瞬間である。
自分の時間を終了させ、さて そろそろ出ようかと思った矢先、このトイレットのトビラをノックする音が聞こえた。

(...怒られる!)。
胸を張っては言えないが ワリと健常者気味である僕が、このトイレットを使ってしまってもいいのか...?
本当に必要としている人の、使用したいという意思表示にたいそう驚いてしまった僕は、そのノックに対してとんでもない反応をとってしまった。

「コンコン」
「あっ!」

ヒドイ。
「あっ!」は ないだろう。意味が解らない。「あっ!」って言われたほうも、リアクションがとれない。

僕は大慌てでツーケー(*2)を拭い、大慌てで外に出た。
トイレットを必要としていた車イスのおばあさんと 介助していた女性に「すいません...、どうしてもガマンできなかったもので...つい...(?)」と意味不明な言い訳をして、その場を後にした。

駅ビルからホーム方面へ戻る途中、何が今回の大惨事を引き起こしたのか考える。
やはり、この一連のドタバタは 運命レベルでシナリオが書かれていたとしか考えられないことに気づく。それが僕という意味であり、僕という意味はそういうことだ。

これを書いている今も爆心地はピリリと痛み、今日の出来事が現実であったということを噛み締めるのだ。

(*1) 爆心地...包み隠さず言えば、肛門のこと。
(*2) ツーケー...「ケツ」の業界用語。はやるぞ!

 

国連について思うことを書く。

ユニセフという基金団体があるだろう。「 unicef 」だ。この名前は、「 United Nations International Children's Emergency Fund 」の頭文字をとったものである。
「頭文字をとったものである」などと、さも当然知っていたかのように書いたが、いま調べた。インターネットは本当にベンリだ。

さて、この国連を意味する「 UN 」こそ 今回 僕が問題とする部分になる。
すでにいろいろとお気づきの方もいらっしゃるかと思うが、話を続けよう。

仮に、世界の教育レベルや周知されるべき知識レベルを向上させ 生活水準を全世界規模で豊かなものにすることを目標とした国連の組織が、新たに発足する動きが見られたとする。この僕の住む足立区における識字率の低さ・生活水準の荒廃ぶりを垣間見るに、そのような組織は必要であろう。
先進諸国および経済成長を著しく遂げている発展途上の諸国から そのような組織の結成が必要であるとの声が高まり、200X年、全世界規模での知識レベルのガイドラインを策定する組織「国連知識機構( = United Nations Knowledge Organization )」が発足した。

さあ、ここで日本は大きな問題に直面する。
「 United Nations Knowledge Organization 」略して「 UNKO 」である。

「 unicef 」は「ユニセフ」と発音している。きっと国連諸国は「 UNKO 」も例に違わず「うんこ」と発音することだろう。「あんこ」かも解らないが。
テレビのニュースでは、「ユニセフ、国連国際児童緊急基金では...」と同列に、「うんこ、国連知識機構では...」などと放映するのだろうか。その大惨事を避けるつもりで「ユー・エヌ・ケー・オー、国連知識機構では...」と発音しても、傷口は広がるばかりだ。いったいどうするつもりなのだろう。それを思うと、僕はいてもたってもいられなくなってくるのだ。

...というようなことを、中学時代から折に触れては考えていた僕も、24歳(厄年)になりました。今でもまだ折に触れては考えています。

 

東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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