2005年11月アーカイブ

#147 助詞"も"の使い方が秀逸

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さて、「髪型も偽造 姉歯一級建築士」である。

この書き出しと添付画像で、もうたくさんだと思われる読者の方々も多いことだろう。
だが、久々にセンセーショナルな中吊り広告である、採り上げないワケにはいかない。

さまざまなところで物議を醸し出しているこの一件だが、ついに話題は毛髪業界へと飛び火した。
いや、実際のところこの中吊り広告を目撃しただけで雑誌の本文を読んではおらず、本当に毛髪業界に一級建築士が殴りこみをかけたのか、真偽のほどは不明である。

しかし、一級建築士のことである。自らの頭皮のコンストラクションにも、余念はないハズだ。
節約した鉄筋の本数分、自らの頭頂部のグランドステージに建立したのは間違いないだろう。

しかし、その再開発にはムリがあった。
素人目には、『グランドステージ姉歯』の設計は不自然極まりなく見える。
台風上陸でサムシングがふっとび、あえなく終了といった風情である。地震よりも暴風雨に弱そうだ。

さまざまな憶測を交錯させる、「髪型も偽造 姉歯一級建築士」のコピー。
帰りの東京メトロ南北線で、隣に座っていたおっさんも半笑いで読むワケである。

 

#146 さっさと引越し!

引越すことになった。

今の家に越してきてまだ間もないのだが、いろいろ思うことがあり、転居を決断した。

まず、せっかくの南向きだというのに、洗濯物を干すのは北の物干し台。意味が解らない。
また、2005年になったというのに洗濯機を置く場所はベランダ。いよいよ折からの寒さで、溶け残った粉末洗剤がバスタオルにつき始めた。
地震で異様に揺れることも、転居理由のひとつである。実はこれがいちばんの転居要因かもしれない。先日の震度5強の地震から、風呂場が傾き始めている気がする。
あと、給湯器がいまだに直っていない。
それに窓が無意味に大きいので、部屋の熱も逃げる。夏は夏で、冷房の効きが悪すぎる。

そう、この家を選ぶときにもっと吟味すればこうした事態の多くは避けられたのだが、今となってはもうアフター・ザ・カーニバル、後の祭りである。

その二の足を踏むわけには行かないと思いつつも、新しい転居先もかなりの即決であったことに、やや暗い未来の想像を禁じえない。
1年も経たないうちに「引越すことになった」という書き出しでこのコラムが書かれた日には、もう日本語で記せるうちの最悪に汚い言葉で僕を罵倒してください。お、お願いします! もっと汚い言葉で! 左の頬もお願いします!(ハード M)

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僕の更新頻度がいまひとつなので、彼女にお願いしてブログを始めてもらいました。
こっちとともに、ブログのほうも愛してやってください。
心のめがね(仮)

 

さて、なぜ"思いがけずやってきた脱糞"を『バッド・エンド』と呼ぶのか、そのことからヒモ解いていこうと思う。

不意にやってきた強烈な便意。
悪魔は、容赦なく爆心地(*1) の閉ざされたトビラをノックする。たまに笛も吹く。まさに悪魔が来たりて笛を吹く(*2)、である。
だが、勇者はその悪魔を、いろいろな白魔術(*3)で追い払うことに成功した。これぞ『ハッピー・エンド』だ。

つまり その逆を体現してしまったとき、しでかしてしまったとき、恐れていた『バッド・エンド』が我が身を襲うのだ。

尻にはサムシングの感触。同時に感じる悲しみの体温。ひと呼吸おいて漂い始める、懐かしき香り。
知能生命体・人間としての強烈なやっちまった感。社会における地位も自我も、ただ一瞬の気の緩みで脆くも崩壊。
悪魔に魂を乗っ取られたとき、結局 頬を伝うのは、悲哀の結晶 涙である。

出来ることならば逃れたい『バッド・エンド』。悪魔はあらゆるスキを狙い、個人の自由の利かない環境を苗床として、僕らにその毒牙を向ける。
同期のフクシマ君(仮名)は、主に常磐快速線で悪魔との格闘を繰り広げるらしいが、どうにか寸でのところで完封勝利を収めているそうだ。

そういった次元の会話を、日差しの穏やかな秋の日の昼下がりにオーストラリア大使館付近で繰り広げていたのが、IT 業界でボロ雑巾のようになっている僕らです。

(*1) 爆心地...包み隠さず言えば、肛門のこと。
(*2) 笛≒屁。つまり「便意が来たりて屁を放つ」ということ。
(*3) 正露丸糖衣錠。

たびたびこのサイトに登場する、同期のフクシマ君(仮名)。
会社の昼休み、彼とともにコンビニへと行った。

コンビニに向かった理由が、お互いのファッションの A-boy(*1) っぷりを是正すべく オシャレ雑誌を求るために、であるあたり、やや救いようがないのだが、事実がそうであるために湾曲なく記す。
だが、フクシマ君も僕もそういった雑誌に対する興味は早々に消え失せ、店内を物色し始めていたこともまた、事実である。

その店内で発見したのが、『ホリエナジー』である。

この脱力感と、どこからともなくやってくる失笑は久しぶりである。コレ キタ...。
僕はとりあえず「ケンカ売ってるのだろうか」という感想を漏らし、なんとなく笑った。

しかし、そんなことよりも特筆すべきはこの『ホリエナジー』のキャッチコピー、「想定外の仕事に」に対する、ふたりの見解が共通したことである。
まったく意見を交わさぬまま、以下の会話に突入した。

「『想定外の仕事』ってさぁ...」
「『バッド・エンド』のことだよね...」

『バッド・エンド』とは、これすなわち"思いがけずやってきた脱糞"を指す。

「想定外の仕事に」必要なのはとりあえずパンツである、という一意を互いに確かめ、僕らはコンビニを後にした。
後編ではこの『バッド・エンド』について、もう少し深く掘り下げよう。

(*1) アキバ・ボーイ の意。

 

#143 ユースフル・デイズ

アウシュビッツ(会社)に向かう地下鉄車内。やや混み始めた。
駅に電車は停まり、女子高生が乗車する。

そして、5~6コ入るタイプのミスタードーナツの箱をおもむろに開け、ポン・デ・リングをパクリ。えーっ。

やや混み始めている車内である。その自由の利かなくなる車内で、ポン・デ・リングをパクリ。
ところが、その行動すべてを肯定するかのような雰囲気を、彼女はかもし出していた。これが俗にいう若さか。

もし、同様の行為をババァがしはじめたとしよう。
車内にこだまする舌打ちと、ババァを突き刺す冷淡な視線。その後のババァの一挙手一投足にイラ立ちを覚えるだろう。

だが、車内はそのような緊迫した状況に陥るどころか ちょっとした温かさをもって、ミスドの彼女を内包していた。
これもすべて、若さの成せる業なのか。

でも正直、おじさんはびっくりしたよ。その後キミ、エンゼルフレンチも食べ始めていたよね。いくらなんでも食べすぎじゃないかな。

 

東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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