2005年7月アーカイブ

#128 Dreaming, I was dreaming

彼女(負けじと奇才)が、眠っているにもかかわらずアド街ック天国に反応した、という出来事は以前お伝えしたが、どうやら僕も、眠っている間にいろいろとしでかしているらしい。
以下は彼女からの伝聞なので、正確な状況はあずかり知らないことを、前置きしておく。

ホゲホゲと眠る僕。横では彼女も熟睡している。
そして僕が突然にシャウト。

「やっべー、なにこの景色!」

この寝言を言ったときは、確かに夢を見ていた。
どういったいきさつかは不明だが、冬の札幌の公園で野宿することになり、その公園内によい寝場所はないものかと小高い丘に登って見渡したところ、公園内には夏服の女子高生が満ち満ちていたのだ。
闇夜でキャンプファイヤーのようなことをしている女子高生の集団。思わず夢と現実の壁を突き破り、「やっべー、なにこの景色!」と叫んでしまったことは、もはや致し方ない。

しかも驚きのあまり、僕は現実世界でひたいに手を当てていたらしい。なんかもう救いようがない。

レジェンドは続く。
別の日、またホゲホゲと眠る僕。横で彼女も熟睡している。
そして僕が突然にシャウト。

「それは奇蹟だよ!」

このときは何を見て、何の感想として"奇蹟"だと思い発言したのか、まったく覚えていない。
ナゾがナゾを呼ぶとはまさにこのこと。やり逃げにもほどがある。

しかも「それは奇蹟だよ!」と言いながら、僕は現実世界で手を大きく広げどこかを指し示していたらしい。
"奇蹟"の所在を解りやすく示しておきながら、その実態は永久に不明である。僕らはいつも、矛盾を抱えて歩き出す。

ここまでくると、軽い夢遊病と診断されても不思議ではない。次のレジェンドを待て。

 

#127 ナーバス・ワールド

ドラえもんは、地面から数ミリ浮いた状態で歩いていることを、みなさんはご存知だろうか。

地面から数ミリ浮いた状態で歩いているため、足の裏にゴミや汚れが付着することはなく、クツを履く必要がない。
どういうシステムになっているのかは解らないが、結果だけから推測しても22世紀の科学力はすさまじい。

いや、ちょっと神経質すぎはしないか。

足に汚れがついたまま家に上がり込んできても、ドラえもんなら大歓迎である。
そんなことを問題にしたら、僕の足の臭さはどうなってしまうのか。平和な22世紀で受ける迫害/国外追放/アパルトヘイトも、やむをえない。
ドラえもんであるなら、いくらでも汚い足を拭いてやる。スキなだけ どら焼きを食わせてやる。だからまず、フエール銀行を出してほしい。

話がややそれてしまったが、足の清潔さをある種のステータスにしないと、あのロボットは22世紀の民には見向きもしてもらえないのだ。
ココにドラえもんの陳腐さ、さらに突っ込めば、ダメさ加減が垣間見られる。

足は常にキレイなドラえもん。そこには彼の悲しみが去来している。

 

#126 God hits us

僕の住むスラム街ことトーキョーシティー・アダチブロックに、ついに神の鉄槌が下った。

先日、関東南部で発生したワリと大きな地震の最大震度5強は、この東京都足立区のみで観測された。
コレを足立区の存在を憂慮した神による裁きであると考えない方が不自然であろう。

その当時僕は、新しく購入したパソコンに古いパソコンのデータを転送したりしていた。
地震発生。小さな揺れの後に、未経験の揺れ。いや、小さな揺れの途中で、気持ちの悪い低音が感じられた。地響きとでも言おうか。
僕はその音に驚いて、「ヤバイ」と思い玄関に退避した。玄関の一歩手前で、本震が足立区に到達。

波打つ地面。聞いたことのない、振動から繰り出される音。
僕の住むアパートの階段を駆けおりながら、関東大地震がついにきたか、そう脊髄的に思った。
こういうときは、カラダひとつ持ち出すのが精一杯であるなと、リアリティをもって感じた。

揺れが収束し、家に戻る。彼女や家族にデンワしても、まったくつながらなかった。
イライラ ギリギリしているところに、給湯器修理のおっさんが再来。

「やー、揺れましたな!」。
そう言いながら、おもむろにお湯を出し始める。

えー!? ガス漏れとかの可能性は、考慮しないのか。

 

5月に亡くなった父の納骨式が、先日執り行われた。

無事に遺骨を墓に納め、その後は親戚一同での会食。座席はふたグループにわかれ、母は隣りのテーブルのほうでなにやら話していた。
父が死を迎えるかどうかの頃の話をしているのか、やや涙ぐむ母。親戚一同も沈痛な面持ち。

だが母の席の料理に、さっきからハエがたかっているのだよ。

ハエの一挙手一投足を凝視する僕。あ、箸に飛び乗った。

やがて甥もその様子に気づき、ナチュラルにシャウト。「ばーちゃん、たいへーん!!」
母方の伯母も続ける。「お友だちが来たよー!!」

納骨式だっつの。
まぁとにかく父さん、僕らは楽しくやってます。

 

安易に"ポテチ"と言うのは、もうやめにしないか。

ポテトチップスを、"ポテチ"と略す人がいる。
それ自体は理解に苦しくないのだが、いかんせん調子こいてる感が否めない。あくまで個人的な感情なのだが。
語尾が上がっていると、その思いに拍車がかかる。

ところが、実際のところはポテトチップス略して"ポテチ"なのだ。その事実からカオを背けることもまた、できないのである。

だからといって、フライドポテトを指差し「ポテチ」と発音するのは、いかがなものか。
バイト(マック臭)していたころ、まま見られた。

"チ"は違うだろう。
"チ"はいったい、どこから派生したのか。音便的には何音便になるのか。

「"ポテチ"と言えば若い」と思われる時代は、鈴木蘭々などとともに遠いあの頃に置き去りにする勇気を、僕は称賛したい。

 

#123 メタファー

美容院で髪を切ってきた。

店内にはワリと多くの客がいて、だいぶ忙しそうだ。実際、かなり待たされた。
こういうとき、店員は何冊かの雑誌を僕に手渡す。

渡される雑誌はだいたいオサレ雑誌(メンズノンノ とか)で、渡されるたびに打ちのめされる気分になる。
なんだ、「こういう雑誌で少しはオサレに気を遣え、この A-Boy(*1) が!」というメタファーか。

しかし、今回は違った。
3冊の雑誌が渡されたのだが、そのうち2冊はオサレ雑誌で、残る1冊は『ナショナル ジオグラフィック 日本語版』だったのだ。

誌上に燦然と輝く「世界遺産」の文字。なんだ、コレはどういうメタファーなのか。

しかもそれが2002年10月号であったことに、ネガティヴシンキングが止まらない。

(*1) アキバ・ボーイ の意。

 

#122 アリジゴクの中

自宅の給湯器の調子が悪いことは以前書いたが、それの修理のおっさんがやってきた。

おっさんというか、ややおじいちゃんエリアに片足を突っ込んでいる風貌の男性なのだが、よく動く。
給湯器のカバーを外したかと思いきや、部屋に上がりこんでお湯を出す。そして持参している小汚いタオルで汗を拭う。ちなみに今日の東京は肌寒い。

やがて温度計を取り出し、35℃ の設定で湯の温度を計測する。
表示された温度は 49.2℃。その水温の湯で、僕はあの日アタマを洗ったのか。なんだ、ひとり熱湯コマーシャルか。

35℃ だろうが 42℃ だろうが 50℃ だろうが、設定をいくら変えても 47~49℃ あたりを表示する温度計。この操作パネルは何を操作しているのか。

おっさんが給湯器のガス圧を下げたり、給湯器を通る水道の水圧を上げたりして、湯の温度は下がったものの、それでも 35℃ の設定に対して温度計の表示は 45℃。入浴やシャワーにはやや適さない。
どうやら給湯器内部のコンピュータ基盤が故障しているか、操作パネルがおかしくなっている可能性があるとのこと。おっさんはそれらの故障に関してのソリューションは、持ち合わせてはいないそうだ。
そして後日、内部の基盤や操作パネルを新しいものと交換するとのこと。おっさんはさらに、こう続ける。

「まあ、熱くっても水でうめればぬるくなりますしね」

おっさんのソリューションはそこに集約された。修理という仕事さえも放棄。

 

#121 ミュ~ジカル バトン

しばらく更新していない間にミュージカル何とか何名からかが回ってきたので、マヌケ面を引っさげて回答して行こうと思う。いや実際、いつ回ってくるかワクワクしてたんですけどね。

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【コンピュータに入っている音楽ファイルの容量】

3.53GB
ちなみに会社で使っているパソコン(WindowsNT / ペンティアムII)のハードディスクは 3GB でした。強まった機能は業務に必要ないとはいえ、ロースペックすぎるだろ。

【今聞いている曲】

JAM / THE YELLOW MONKEY
基本的に iTunes 内の曲をシャッフルモードで適当に流しているので、こういう現象が起きます。でもこの曲はスキです。スキじゃなきゃパソコンに入れないだろ!(ひとりツッコミ)

【最後に買った CD】

記憶にないです
もうここ最近は TSUTAYA に通っているし、基本的に CD 買わない人なので...!

【よく聞く、または特別な思い入れのある5曲】

ロビンソン / スピッツ
中学1年の時に初めて買った CD です。や、いいよね。サビ前のコードの展開がスゴイと思った。

Feel Like dance / globe
初めて聞いたときのあの衝撃は忘れない。サビしかない曲って、基本的にスゴイ。だから小室哲哉の 90年代中期までの曲はスゴイと思うのです。

MOTER MAN(秋葉原~南浦和) / SUPER BELL"Z
初めて聞いたときのあの衝撃は忘れない。個人的には彼らの 2nd single 『老・ラッパー』の方を強くオススメしたいが、マニアックすぎるので心底に収めておく。

雨上がり / レミオロメン
レミオロメンの曲の中ではいちばんいいと思ったのだが、カラオケで歌うと「誰の曲?」というカオをされること請け合いの一曲です。

WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~ / H Jungle with t
「流れる景色を必ず毎晩見ている うちに帰ったらひたすら眠るだけだから ほんのひとときでも 自分がどれだけやったか 窓に映ってる素顔を褒めろ」の一節に、自分を重ねられないサラリーマンはいないと思う。

【バトンを回す 5人】

  • 山田さん
  • 山田さん
  • 山田さん
  • やま田さん
  • 山田さん(旧姓)

我こそは! とお思いの山田の方、ぜひどうぞ。

自分の音楽的嗜好をさらけ出すって恥ずかしいな。商業音楽だらけじゃねぇかって? いいと思った曲はいいんだよ! 僕はそう叫ぶ。

 

東京異常階段 について

■ 作者:
 文豪きどり
 松岡
 1982/05/29 -
 好きな食べ物は屋台の焼きそば
■ 概要:
 □ 異常階段:
 東京近郊に存在する たぐいまれな階段を紹介
 □ column - TokyoShortSight:
 東京に住むいち人間として近視眼的にモノを見て、そのことについて書いてます
■ メール:
 matsuoka@ijo-kaidan.net

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